夏子の転職経験談

雑記

こんにちは、夏子です。
30代 二児のママ。看護師をしております。

今回は私の転職経験談を語らせていただきます。転職前のエピソードも混ぜつつ転職の経験についてお話しようと思います。

転職したキッカケ

そもそもなぜ転職したのかというと、あまり大きな声では言えませんが前職場は離職率の高いいわゆる“ブラック病院(A病院)”にでした。

悩める夏子
悩める夏子

この病院、もしかしてブラック…?

社会人1年目、薄々そんなことを感じていました。それでも、きついと感じるのは新人だからかも?と自分に言い聞かせていました。

しかし、数年働けど拭えない違和感と疑念。仕事で蓄積されたストレスの標高はヒマラヤ山脈を優に超えていました。

それでも退職に踏み切れず3年が経過。そんな現状を打開できたのは、結婚/妊娠がキッカケでした。このストレスを抱えながら子育てするのは無理だと悟り、ようやく辞める決心がついたのです。

完全主観!ブラック病院の特徴5つ

その後、退職した私は別の病院(B病院)へと転職しました。A病院と同じ、急性期の総合病院です。

B病院へと転職を果たした私は、働いて数ヵ月で確信しました。やはりA病院はブラックだったと!!転職したことで、職場環境の違いを客観的に比較することができたのです

ここからは、職場環境を比較して気付いたブラック病院の特徴を5つあげました。全て私の実体験のため完全に主観的な内容です。信憑性はめざましTVの占いとほぼ同じだと心得て読んでください。

常に派遣看護師が所属している

看護師の人員不足は深刻なので、派遣看護師を利用する病院は珍しくないと思います。(総合病院のような大きい病院なら尚更)

ですが、あくまでそれが数少ない割合であればまだ幸い。

派遣看護師は、数ヵ月の契約期間で辞めていきます。正規雇用の看護師が入職しない限り、人員確保のために派遣看護師が雇われ続け、短期間働いて辞めていくというサイクルが繰り返されます。

A病院では、(各部署)常に2~3名の派遣看護師が所属していましたが、転職先であるB病院では正規雇用の看護師ばかりで派遣看護師がいませんでした。

一時的な人員不足を補うならまだしも、派遣看護師が常在しているということは深刻な人員不足が続いている状況だとみてとれます。

裏を返せばつまり、正社員が定着しない職場であるということです。

人間関係がすこぶる悪い

これは、病院に限らずどこの職場でも当てはまると危険フラグですよね。仕事の良し悪しは人間関係が全てといっても過言ではありません。

私が転職を決意した最大の要因も、人間関係の悪さが圧倒的第一位でした。

息をするように同僚の愚痴を吐き散らかす先輩、機嫌が悪いと八つ当たりしてくるお局、部署内での不倫、現場が忙しくても助けてくれない上司。キャラが濃ゆすぎて胸焼けをおこします。

メンタルは鍛えられましたが、望んでもいない強制的なメンタルトレーニングで体調を崩した同僚がいたのも事実です。

休日が少ない

そもそも、病院勤務の看護師は会社員のように平日出勤し土日/祝祭日が休みのようなシフトではないため、月ごとに休みも変動します。

休日が曜日固定ではなく、予定が合わせづらいため他病院に勤めている複数の友人とシフト共有のアプリを使っていました。だからこそ気づいたのです。A病院の休みが少ないことに。

二交代勤務(日勤8h)+夜勤(16h)ありの同条件で働いている友人たちのシフトと比較すると、毎月私だけ1~2日休みが少ないのです。

その後、退職時に知りえたことですが有給がほとんど消化されていませんでした。(退職時にまとめて有給消化した。)

休日出勤が当たり前

上記で記載したように、休みが少ないにも関わらずA病院では委員会業務のために休日出勤していました。

看護師には委員会というものがありますが、A病院は人員不足でどこの部署も常にギリギリの人数で仕事をしています。

そんな中、勤務時間内に委員会業務/会議で1人でも抜けると現場はてんやわんや。

そこで生み出されたのが、休日に委員会業務や会議を組み込むという鬼畜の所業です。働いている間はこれが普通なのかなと思っていました。

しかし、転職したB病院では委員会業務の日は必ず日勤扱いとなっており休日出勤はさせません。なんてホワイトな職場なんだ!と驚きました。どの病院も、この対応が当たり前だと思いたいです。

去っていく同期たち

同期の看護師は約80名ほどいましたが、そのうち半数以上がA病院の給付型奨学金制度を利用している人ばかりでした。(私もそのうちの一人)

看護学生時代、A病院から奨学金を借りることで卒業後は就職する契約事項となっていました。学費のために奨学金を3年間借りると、勤続年数の契約は4年間となっていました。契約年数を満たせば、借りた数百万の奨学金返済が免除になるということです。(同期のほとんどが4年間契約)

しかし、4年も経たずに同期の半数近くが辞めていきました。

契約年数を満たさず退職となると、奨学金の返済が必要となります。例として挙げるならば、1年前倒しで辞める場合だと90万近い大金を一括返済しなければなりません。

それでも、消費者金融でお金を借りてまで一括返済した強者の同期までいました。借金してでも辞めてやるという強い意志を感じますね。

転職先選びのポイント2つ

続いては、転職先選びのポイントを2つご紹介します。私も転職前は、実際にこの2つのポイントを意識して行動しました。
結果としてB病院への転職は正解だったので、こちらもめざましTV占いのラッキーアイテムぐらいの感覚で参考にしてください。

働いている人から情報収集する

言わずもがな、情報収集はとても大事です。私は、転職候補先の病院で働いている友人数名に連絡をとり、職場環境についての情報を集めました。
求人広告に載っている情報よりも、実際に働いている人の声がより確実だと思ったからです。私自身、給与/人間関係/休日の回数/残業の有無など情報収集しました。

転職先に知り合いなんていないよ…。

そういうケースの方が多いと思います。それでも、SNSなどで繋がれる時代です。友人の友人・身内の知り合いといったように繋がりを辿ってでも、可能な限り情報収集したほうが吉です。

お店や商品も、購入者やお客さんの口コミ/レビューを参考にしたりしますよね。転職先や就職先も、生の声を集め情報収集するスタンスが大事です。

条件の優先順位を決める

職場に求める条件というのは人それぞれですよね。しかし、求めれば求めるほどキリがないものです。

住まい探しと一緒で、条件が全て揃う部屋というのはなかなか見つかりません。転職先も一緒だと考えたほうがいいです。

そのため、自分の中で条件の優先順位をつけなければなりません。

自分自身が最も重要視している条件は何か、まずはそれをきちんと見極めましょう。私自身は、職場の人間関係がストレスの最大要因だったので《人間関係が良好》という点を最重要視しました。

現職場のB病院も、実際に働いている友人たちが「給与はそこまで高くないけど、人間関係は凄く良い。」と口々に話すので、それが決め手となりました。

まとめ

ブラック病院の特徴5つ

1⃣常に派遣看護師が所属
2⃣人間関係がすこぶる悪い
3⃣休日が少ない
4⃣休日出勤させる
5⃣辞めていく同期たち

1⃣実際に働いている人から情報収集する
2⃣何を重要視するか、優先順位を決める

こうやって思い返すと、ひどい職場で働いていたな~と思います。病める時も健やかなるときも、あの病院にだけは二度と戻らないとキリストに誓ったほどです。

またの機会に、A病院の腐りきった人間関係で学んだメンタルを維持する極意をお伝えしようと思います。一応ネタバレしておきますが、人間関係に悩んで体調を崩すようになったらまずその環境から物理的に離れましょう。

みなさん。ブラック企業からは早々に離脱しましょう!!

夏子

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