見れば見るほどクセになる!ブラッシュアップライフ

映画/ドラマ

こんにちは夏子です。

ここ最近、ドはまりしたドラマがあるんです。
その名もブラッシュアップライフ!!
お笑い芸人バカリズムさん脚本のドラマです。バカリズムさんが手がけているだけあって、小ネタ満載で面白すぎて、毎話Twitterを賑やかにしていました。

今回は、そんなブラッシュアップライフのあらすじから見どころまでをまとめてみました!ネタバレ要素はないので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

あらすじ

▲日本テレビ

このドラマ、簡潔に言えば主人公が何度も人生をやり直す「死」「転生」がテーマになっています。

近藤麻美(安藤サクラ)は、突然の事故により33歳という若さであっけなく死んでしまいます。気が付くと、そこは一面真っ白な死後の世界。訳も分からず動揺する麻美ですが、死後の案内所で受付の男(バカリズム)に来世へと案内されます。

麻美「ちなみに、どこに生まれ変わるか分かります?」

案内人「グアテマラ南東部のオオアリクイですね。」

まさかのオオアリクイ

この時点で面白いです。
「何に」ではなく「どこに」生まれ変わるかという質問が、来世は人間だと思い込んでいる麻美の心理を表しています。

しかし、来世はオオアリクイ。淡々とした口調がバカリズムさんの芸風と重なり、二人のやり取りがまるでコントを見ているようです。なぜ来世が人間ではないのか?

それは「現世での徳が不足している」から。そして、続けざまに説明されたのは今世をやり直すことも出来るいうこと。

今世をやり直し、徳を高く積めば希望する生命に生まれ変わる可能性もあると説明を受けた麻美は今世をやり直す決断をします。

来世は人間に生まれ変わるために、人生を一からやり直し徳を積んでいく麻美の転生ストーリーの始まりです。
ゴミ拾いという小さな徳から、人の命を救うという大きな徳まで、回を重ねるごとに麻美の人生は様々な形で変化していきます。

見どころ5⃣つ

中身は大人、哀愁漂う子役の魅力

▲日本テレビ

麻美の人生二週目、新生児からのスタートです。

しかし、人生一週目の記憶は残ったまま。そう、中身は33歳の麻美そのものなのです。見た目は子供、頭脳は大人の実写版コナン状態。

中身は大人という設定が、子役演じるチビ麻美の哀愁溢れる演技を際立たせておりクセになります。まるで、本当に中身は33歳なんじゃないかと勘違いしてしまうほど大人びたセリフと表情です。

このチビ麻美が、幼児期に徳を積むために奮闘する姿がなんとも愛らしいのです。

親友同士の脱力するような会話劇

▲日本テレビ

麻美には、小学校からの幼馴染であるなっち(夏帆)みーぽん(木南晴夏)という大親友がいます。大人になった今でも、月2回は会うほどの仲良しぶり。

社会人になると、ライフステージの変化で昔の友人と疎遠になるのも珍しいことではありません。しかし、三人の関係性は小学校から全く変わりません。

三人が繰り広げる会話は、見ているこちらが脱力してしまうほど自然体なんです。


気の置ける親友同士の、途切れないどうでもいい会話の数々。そして、余計な気を使わずリラックスできる空気感。会話・雰囲気全てが見事な再現率です。

女子特有の、どうでもいい会話の数珠繋ぎで何時間でも喋れるというコミュニケーション方法を、脚本家のバカリズムさんがここまで理解しているのが不思議です。

脇を固める豪華俳優陣たち

▲日本テレビ

このドラマ、とにかく俳優陣が豪華なんです。

麻美の親友には、木南晴夏夏帆。学生時代のクラスメートには、水川あさみ/染谷将太/黒木華、元カレには松坂桃季

そして、脇役には仲村トオル江口のりこ浅野忠信といった名俳優たちがレギュラー出演どころかマジの脇役で出てきます。この人もあの人も、この回だけの出演なの!?と純粋に驚きます。

ぶっちゃけ、出演俳優の知名度があの月9を上回ってない?と思うほどです。

裏切られた女の痛快な反撃

▲日本テレビ

麻美の人生は、一週目は役場職員でしたが二週目には薬剤師となります。

いつものように、馴染みの店で食事をしていた麻美・なっち・みーぽんの三人は、小学校の同級である玲奈ちゃん₍黒木華₎と再会します。
そこで、玲奈ちゃんが麻美の同僚である宮岡さん(野間口徹)と交際していることを知ります。

しかし、実は宮岡さんが既婚者であることは麻美しか知りえません。そして、たちの悪いことに友人の玲奈ちゃんは宮岡さんが既婚者であることを知らないようなのです。

玲奈ちゃんとはお店で別れ、カラオケ店に移動した三人。そこで麻美は、宮岡さんが既婚者である事実を2人に打ち明けます。三人で悩んだ結果、玲奈ちゃんを呼び出し真実を告げることにしました。

真実を聞かされるや否や、玲奈ちゃんは携帯を手にとり宮岡さんに電話します。

「てめぇ結婚してんじゃねーか、よくも私の時間を無断にしてくれたなクソがっ!!!」

とあっぱれな罵詈雑言を浴びせるだけ浴びせて終了。黒木華さんがバチクソにキレている演技は、こちらまで気分爽快にさせてくれます。

ちなみにこのシーンなんですが、麻美の人生4週目には水川あさみさんが違うパターンでバチクソにキレて男をボコボコにしてます。これも相当、痛快です。

彼氏に裏切られた女性たちの、反撃っぷりは見ごたえ充分です。

安藤サクラ、圧巻の演技力

▲日本テレビ

これまで、ポップでコメディ要素がたっぷりだったドラマですが第8話で衝撃展開を迎えます。

それが、麻美の喪服姿のシーンです。麻美演じる安藤サクラさんの、無表情で涙を流すシーン。

セリフのないシーンですが、立ち姿・表情全てに悲壮感を漂わせ一筋の涙を流す演技は、今までのコメディ要素を全て吹き飛ばすほどのシリアスな空気を作り出しています。

8話の衝撃展開は、ラスト2話に続く麻美の人生と死生観を大きく変えていきます。

視聴者をも悲壮感の渦へ巻きこむ、安藤サクラさんの圧倒的な演技力、圧巻の一言です。

まとめ

▲日本テレビ

人生を何度もやり直し徳を積んでいくという斬新な設定ながら、毎話変わっていく麻美の人生と麻美を取り巻く周囲の人間模様

徳を積むために、得られたものと失ったもの。人間へ生まれ変わるため、必死に人生をやり直す中で麻美が気づいた大事なことは何か。

その麻美の気づきが、やり直しのきかない一発勝負の人生を送る私たちへのメッセージにもなっている気がします。

そして、ドラマの挿入歌は麻美たちと同年代であるアラサー女に刺さる名曲ばかり。観て聴いて楽しめるドラマです。

みなさん、ぜひブラッシュアップライフ見てみてください。

Huluでは全話とHuluオリジナルコンテンツ「ブラッシュアップライフ アナザーストーリー」が配信中となっています。
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夏子

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